当社は企業のホームページ活用等WEBマーケティング施策について、社内人材による内製化を推奨しています。そのための体制づくり・既存スタッフの教育・IT人材の新規採用について支援を行っています。
内製化とは
内製化とは、企業が自社内部の人材でWEBマーケティング企画を計画（Plan）・実行（Do）・検証（Check）・改善（Action）するPDCAサイクルに取り組むことを指します。WEBマーケティングの中核となる自社ホームページの制作・運用については、多くの企業が外部の制作会社・代理店等の協力業者に委託していますが、企業自身がマーケティング戦略の立案と実行に取り組むことで、より直接的かつ柔軟な運営が可能となります。
内製化のメリット
スピード感のある運用
自社内でホームページ更新等のWEBマーケティング活動を管理することで、迅速かつ効果的に市場環境の変化に対応できます。
外部の協力業者へ委託する場合、何をするにも社外とのコミュニケーションが必要になり、何かをやろうと思った時点から実際にそれがアウトプットされるまでのタイムラグが大きくなってしまいます。わずか数行のテキスト変更のために社外への電話やメールをしなければならないのは、事業のスピード感を大きく損ねてしまいます。
自社で内製できる箇所を増やしていくことで、外部業者への依存が減り、即時性のある運用が可能になります。
マーケティングコストの能動的な管理
先述のように外部業者へ作業を委託するたび、そこには外注費用が発生します。費用感は業者によってまちまちではありますが、その見積もりのやりとりだけでも時間は過ぎていきます。
また、「この程度の作業でこんなにかかるのか？」と思うような金額を請求される場合もあります。それは外部業者からすれば適切な見積もりではあるのですが、発注する側にとっては割高に感じられるということが往々にしてあります。そういった外注コストのストレスからは、自社の内製力を高めることで解放されます。
マーケティングとは何をするにしても少なからずコストのかかる活動です。内製化を進めることで、他社の見積もりで左右される受動的なコスト管理ではなく、「こういう成果を求めるためにこれだけのコストを投じる」という能動的なコスト管理が可能になります。
企業の発信するメッセージを強化する
自分の人生について世界で一番よく知っているのは誰でしょうか？ それは他ならぬ自分自身です。それは法人格においても同様で、その法人の歩みや強みを最もよく理解しているのは、その法人の中で生きてきた経営者や従業員自身です。
外部業者ができることは、インタビューで情報を引き出すことだけで、引き出されなかった話が表に出てくることはありません。しかし
口下手で自分のことを説明するのが苦手な人は世の中に多く、それは多くの企業においても同様です。外部業者は第三者として、”他己紹介”するための整えられた表現をすることは得意です。しかし、自分自身の口から発する言葉でしか届けられないメッセージもあります。マーケティング活動の内製化とは、他己紹介に頼るのではなく自己紹介を自分の口で発していくための取り組みです。
内製化のデメリット
専門知識と技術の獲得、そのためのコスト
内製化を目指す上での最大の障害は、それを行っていくための専門的な知識や技術を獲得することです。内製化は外注コストの削減に少なからず寄与しますが、そのコスト削減を実現するためのヒト・モノ・カネへの投資が必要です。
また知識や技術は往々にして属人的になりやすく、せっかくコストをかけて教育や採用をしても担当者が退職することで蓄積したノウハウを失うリスクが少なからず存在します。企業全体のナレッジとしてノウハウを定着させることは、決して容易ではありません。
こういった事情があるからこそノウハウを担保して専門的な業務を請け負ってくれる委託業者が存在するのですが、逆にいえば外部に委託し続ける限り、ノウハウが社内に定着することはまずありません。
もし内製化を進めてこのノウハウを自社で獲得することができるならば、それは競合他社と差別化される明確な強みになっていきます。
社内リソースへの負荷
マーケティング活動を自社内で行うためには、当然それを実行する人材が必要です。マーケティング専任の人材を配置するほどの余力がなければ、通常業務と並行してマーケティングに携わる人材を配置することになりますが、通常業務とは勝手が異なるマーケティング活動は配置された当事者にとって少なからず負担を感じるものです。
またマーケティング専任の人材を配置した場合、その人材や業務自体を評価する仕組みが存在せず、評価する側とされる側の間にミスマッチが発生するリスクがあります。
マーケティング活動とは成果が可視化されにくく、ともすれば「何をしているのかわからない」「遊んでいるだけじゃないか」といった社内の無理解の視線に晒され、それに携わる人間が孤立しやすい業務領域にあります。
マーケティング活動とは社外に向けた情報発信が主な取り組みですが、社内に向けても理解を求めるためのコミュニケーションが絶えず必要です。それだけ社内的なコミュニケーションの量も増えるので、内製化を進めることは全社的な結束を強めるためのチャンスでもあります。
当社の内製化支援サービス
上記のようなメリット・デメリットを踏まえた上で内製化に取り組んでいきたい企業に対して、当社の内製化支援サービスは、効果的なWEBマーケティング戦略を自社内で実現するための包括的な支援を提供します。
- マーケティング計画の検討・立案
- 計画を実行するための技術支援・応援
- 計画の監査・分析、改善の提案
- マーケティングを担うIT人材の新規採用の伴走支援
- 既存人材の多能工化の教育支援
- 外部業者を用いる場合の連携プランの設計・仲介
以上は一例であり、取り組みの内容は企業の事情に応じてオーダーメイドでご提案いたします。詳しくはお問い合わせください。